2/17(日)は、鷹番小学校での【避難所運営訓練】でした。
訓練内容は盛り沢山です。
・受付の流れと情報管理の確認
・傷病者の問診、応急救護の確認
・段ボールベッドの組み立て
・防災資機材倉庫の整理、備品のリスト化
・校舎利用区分確認ツアー
・教室での避難者スペースの確認
・ペット受入スペースの確認
・訓練の振り返り
鷹番小学校の校長・副校長、目黒区防災課、区参集指定職員、安全確認協力員(一級建築士)の方々にもご協力いただき、内容の濃い避難者運営訓練を行うことができました。
避難者運営協議会は4つの班に分けられています。
今回の訓練では、様々な情報を管理し協議会全体の指示系統となる総務・情報班と、傷病者や乳幼児・高齢者対応をする保健・衛生班との連携の確認が1つ。
避難所開設の初動対応に大きく関わる倉庫物資の確認がもう1つ。
大きく2つを軸にして内容を組み立てました。
施設・安全班は主に倉庫整理、給食・物資班は各作業に参加。
特に倉庫に関しては、”目黒区が用意している物資倉庫の中には協議会で準備・購入した備品を入れてはいけない”という決まりがあるため、協議会メンバーからは『区の備品と協議会の物資を同じ倉庫に置かせてほしい』とかなり強めの要望が出ていました。
他の協議会と共通の仕様でもあることからメイン倉庫に協議会の備品を入れることはできませんでしたが、別の場所に保管してもらえることになり、きちんと備品のリスト化も行えたので、これまで以上に素早く初動対応ができそうです。
鷹番小学校のご協力により、校舎内の利用区分を確認するツアーをしていただきました。
校舎内の各部屋には予め利用区分が割り当てられていて、その一覧表も協議会として把握していますが、実際に校舎を回って位置関係や導線確認をしたことはなかったので、今回の訓練で協議会全体として認識を強められたのは大きな成果です。
学校側にも各部屋に利用区分がわかる表示を掲げていただいており、有事の際への対応力は高まってきています。
一方、鷹番小学校の大きな課題として、校舎内トイレは和式の方が多いことが今回の訓練でも指摘されました。
小学生たちの為の学校であり校舎であるのが大前提ですが、実際に使用している児童たちにもトイレについて聞いてみなければいけないなと感じました。
訓練の総括としては、
資料や図面だけで議論をするより、実際に現地で実践する方が得るもの見えるものが圧倒的に多いということ。
まさに『百聞は一見に如かず』です。
今回はその場で振り返りまで行いましたが、次回協議会においてもしっかりと各自が感じた課題と修正点を整理して、より実行性と実効性の高い避難所運営協議会にしていければいいなと思っています。
避難所運営協議会と関係者の皆様、お疲れ様でした!