本日の【予算特別委員会】では、防災について質疑しました。
首都直下地震に見舞われた時、目黒区はどの程度の被害想定をしているのか。
東京都全体としては震度7が想定されている地域もありますが、目黒区としては震度6強までの想定がされています。
逆を言えば、震度7以上の地震は想定されていません。
そこまでの災害になってしまったら目黒区も被災してしまい、機能を取り戻すまでに時間を要することも考えられます。
これまでも日本各地で甚大な被害が出てしまったのは通常の想定を越えた災害に見舞われた時であり、
その災害の中で生き抜くためには、防災・減災意識を高めて日頃から備えておく必要があります。
要するに、自分の身は自分で守る。
自分の家族は自分たちで守る。
町会・自治会の面々も、自分たちの身の安全が確保できて初めて、地域への支援が可能になります。
家屋が倒壊します。
家具が倒れて窓ガラスが割れます。
怪我をしたら動きが制限されます。
交通網は麻痺します。
車での移動も制限されます。
食糧品や生活必需品もなくなります。
ガソリンもなくなります。
大規模火災も起きます。
電気・ガス・水道が止まります。
そんな中で最低3日間を生き抜かなくてはなりません。
だけど、3日間を過ぎても支援が入らないことも有り得ます。
加えて、目黒区が備蓄している物資には限りがあることも頭に入れておかなくてはなりません。
行政に求められるのは、
そうした被害想定をしっかりと区民に伝えること。
災害レベルに応じた行動を地域住民がとれるように日頃から支援をすること。
そうした観点から、大災害に備えた対策について質疑をしました。
まずは自分の身が無事でなければ、誰かに手を差し伸べることもできません。
無事でいる人が多ければ多いほど、地域の支援力も高まります。
いずれくる震災に備えて、やれることから始めましょう。